カローラ｜世界で最も売れた大衆車

カローラは歴史上で最も売れたトヨタ車であり、さらに言えば 「世界で最も売れた自動車」 の称号を持っています。

1. 世界累計販売台数

• 1966年の初代登場以来、累計販売台数は5,000万台以上。
• これはフォルクスワーゲン・ゴルフやフォード・Fシリーズなどを抑えて、単一車名として世界最多。
• つまり「世界で一番売れた車＝トヨタ・カローラ」と言えます。

2. なぜここまで売れたのか

1. 大衆車としての立ち位置
   • 初代から「80点主義」で設計され、誰もが満足できる総合力。
   • 価格、燃費、耐久性、居住性、安全性をバランス良く実現。
2. グローバル展開のしやすさ
   • 世界150以上の国と地域で販売。
   • 市場ごとにボディ形状（セダン／ハッチバック／ワゴン）やエンジン仕様を最適化。
3. トヨタのブランド戦略の中心
   • カローラはトヨタの「国民車」であり続け、常に最新の技術を普及させる役割を果たしてきた。
   • 例えばエアバッグやハイブリッド、安全運転支援システムも早期に導入。

3. 他のトヨタ車との比較

• プリウス：ハイブリッドの代名詞となったが、累計販売は約600万台程度。
• カムリ：北米市場で人気だが、累計は約2,000万台超。
• ランドクルーザー：耐久性で世界的評価があるが、累計は約1,000万台。

👉 このように、**カローラはトヨタ内でも、世界全体でも「販売実績No.1」**のモデルです。

まとめ

• カローラはトヨタで最も売れた車であり、かつ 世界で最も売れた車。
• 1966年からの累計5,000万台超という数字は、自動車史における金字塔。
• トヨタにとっては、単なる1モデルを超えて「企業の成長を支え続けた屋台骨」と言えます。

世界で一番売れた車として記録に残っているカローラですが、現在では複数のモデルが展開されているため、カローラは総称として用いられ、カローラといえばこの見た目というイメージはアクアやプリウスの識別力の方が強いと言えるでしょう。

現在展開されているカローラのモデル種別

※「世界共通モデル」ではあるものの、市場によってラインアップには違いがあります。

基本の3タイプ（E210系）

• セダン（Corolla Sedan／Corolla Axioなど）
• ハッチバック（Corolla Hatchback／Sport）
• ツーリングワゴン（Corolla Touring／Touring Sports）

その他の派生モデル

• GR Corolla（GRカローラ）
  • 高性能「ホットハッチ」モデル。1.6Lターボ＋4WDを搭載。2022年登場。北米を中心に展開。
• Corolla FX Edition
  • スポーティな特別仕様。米国版セダンをベースに、FXというグレードが追加。
• Corolla Cross
  • カローラ名義のSUV。日本では2021年発売、2025年5月の一部改良で**ハイブリッド専用化（全車HV）**に移行。

販売台数について（日本市場）

• **日本国内における2024年、カローラ（モデル含む）は「最も売れた車」**としてトップに位置。