福岡県

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福岡県は筑前・筑後・豊前の三地域を束ね、1876年の府県再編と1889年の市制、1972年の政令指定都市化、平成の市町村合併を経て現在の60市町村・福岡市7区体制となりました。以下に主要な年表と史跡を示します。

成り立ちと行政区画の変遷

福岡の行政区画は、福岡藩・小倉藩の城下から明治の郡制・市制、戦後の政令市指定と区再編、平成の大合併を経て、現在の県域と福岡市7区へと変遷してきました。

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  1. 1601年

    福岡藩・小倉藩

    黒田長政が筑前に福岡藩を、細川忠興が豊前に小倉藩を開き、現在の県北部を中心とする近世の政治基盤が整いました。

  2. 1871年

    廃藩置県

    福岡藩・小倉藩が廃止され、福岡県・小倉県などに再編。筑前・筑後・豊前の旧領は近代府県の母体となりました。

  3. 1876年4月18日

    福岡県の県域確定

    第三区の再編により、筑前・筑後・豊前の広域が統合され、おおむね現在の福岡県域が確定しました。

  4. 1889年4月1日

    市制施行

    福岡市・久留米市が県内最初の市として誕生。福岡は那珂郡福岡町を基礎に、城下と港町の統合が進みました。

  5. 1924年4月1日

    博多区の設置

    博多町が福岡市に編入され博多区が置かれ、福岡(城下)と博多(港町)の一体運営が本格化しました。

  6. 1972年4月1日

    政令指定都市と5区制

    福岡市が北九州市に次ぐ九州第二の政令指定都市となり、東区・博多区・中央区・南区・西区の5区でスタートしました(後述)。

  7. 1982年5月10日

    7区制への再編

    西区から城南区・早良区が分区され、現在の福岡市7区体制が完成しました。

  8. 2005年〜2006年

    平成の市町村合併

    筑紫野市・みやま市・うきは市などが新設され、県内72市町村から60市町村へ整理されました(後述)。

1878年郡制と筑前国の主要7郡

1878年(明治11年)の郡制施行後、筑前国は那珂・糟屋・早良・筑紫・宗像・遠賀・鞍手などの郡に分かれ、近代的な地方行政の基礎が整えられました。

1889年の福岡市制施行時点では、福岡の城下は那珂郡、西部・南部は早良郡・糟屋郡・筑紫郡にまたがる区域でした。

名称 おおまかな区域
那珂郡 福岡城下・今の福岡市中央部(那珂郡福岡→福岡市)
糟屋郡 福岡平野東部・篠栗・志免方面
早良郡 早良・西新・百道方面(のち福岡市西区へ編入)
筑紫郡 筑紫野・太宰府・春日方面
宗像郡 宗像・福津・玄界灘沿岸
遠賀郡 遠賀川流域・行橋・苅田方面
鞍手郡 鞍手・小竹・田川郡との境付近

政令指定都市と5区制(1972年)

1972年(昭和47年)4月1日、福岡市は政令指定都市に移行し、5区制でスタートしました。1889年から続いた東区・西区に加え、1924年の博多区編入の経験を踏まえ、博多区が再設されました。

区名 おおまかな区域
中央区 天神・赤坂・大濠・福岡城跡周辺(旧福岡城下)
博多区 博多駅・祇園・住吉・櫛田神社周辺(港町・交通の要衝)
東区 香椎・箱崎・多の津・和白方面
南区 大橋・高宮・向野・弥生方面
西区 姪浜・百道・原・早良方面(当時は最大区域)

7区制への再編(1982年)

1982年(昭和57年)5月10日、西区から城南区・早良区が分区され、現在の7区体制が完成しました。1975年に早良町が西区へ編入された後、人口増と区域の広さを背景に再編が行われました。

分区に伴い、小笹・笹丘・平和の各町丁目で区所属の調整も行われました。

区名 区域の概要
城南区 西区から分区。大橋・向野・長住・弥生方面
早良区 西区から分区。百道・西新・原・室見・早良方面
中央区 5区制から区域調整を経て存続(市役所所在地)
博多区 5区制から存続(博多駅・空港アクセスの玄関口)
東区 5区制から存続
南区 5区制から存続(城南区との境界調整あり)
西区 城南・早良分区後も存続(姪浜・能古島方面)

平成の市町村合併(県内)

2000年代の平成の大合併により、福岡県内の市町村数は2004年時点の72から、2006年を中心に60へ整理されました。以下は主要な新設市の例です。

市町村 合併・新設の概要
筑紫野市 2006年1月1日 — 筑紫郡筑紫野町・那珂川町・三宅町・山口町が合併
みやま市 2007年2月1日 — 三潴郡瀬高町・三潴郡大川町が合併
うきは市 2005年3月20日 — 浮羽郡吉井町・浮羽郡浮羽町が合併
福津市 2005年3月28日 — 宗像郡福間町・宗像郡津屋崎町が合併
太宰府市 1982年3月1日 — 筑紫郡太宰府町・筑紫郡水城町が合併(政令市再編と前後)

行政首長

1947年の地方自治法施行以降、福岡県知事は公選制となりました。それ以前は国から任命される県令・知事(官選)が行政首長でした。

下表は公選知事(1947年以降)の一覧です。県令時代の首長はその後に記載しています。

公選知事(1947年以降)

現任知事は全国知事会「歴代公選知事名簿」(令和7年4月11日就任・2期目)時点の情報です。

氏名 在任期間 期数
杉本勝次(すぎもと かつじ) 昭和22年4月12日〜昭和30年4月7日 2
土屋香鹿(つちや こうろく) 昭和30年4月26日〜昭和34年4月22日 1
鵜崎多一(うざき たいち) 昭和34年4月23日〜昭和42年4月22日 2
亀井光(かめい ひかる) 昭和42年4月23日〜昭和58年4月22日 4
奥田八二(おくだ はちじ) 昭和58年4月23日〜平成7年4月22日 3
麻生渡(あそう わたる) 平成7年4月23日〜平成23年4月22日 4
小川洋(おがわ ひろし) 平成23年4月23日〜令和3年3月24日 3
服部誠太郎(はっとり せいたろう) ※現任 令和3年4月14日〜在任中 2

県域確定期の福岡県令

氏名
渡辺清(わたなべ きよし)
在任期間
明治8年〜明治11年(1875年〜1878年)
補足
1876年4月の第三区再編で現在に近い県域が確定した時期に、福岡県令として赴任しました。

初代公選福岡県知事

氏名
杉本勝次(すぎもと かつじ)
在任期間
昭和22年4月12日〜昭和30年4月7日
補足
1947年4月の統一地方選挙で当選し、地方自治法施行後の初代公選知事として就任しました。

史跡・歴史的建造物

  • 福岡城跡

    1601年(慶長6年)築城 · 国指定史跡(天守台等)

    黒田長政が築いた平城。現在は舞鶴公園・大濠公園に隣接し、福岡城跡として整備されています。福岡の都市形成の中心地です。

  • 大濠公園

    1929年(昭和4年)開園 · 福岡市指定文化財(大濠)

    福岡城の外堀を整備した都市公園。中央区のシンボル的な景観資源で、周辺は赤坂・警固の住宅・商業地として発展しました。

  • 櫛田神社

    古来(社伝に応神天皇・神功皇后を祀る) · 県指定文化財

    博多の総鎮守。博多祇園山笠で知られ、住吉・博多駅周辺の歴史的な中心地です。

  • 筥崎宮

    923年(延喜23年)創建伝承 · 国指定重要文化財(本殿等)

    筑前国一之宮。元寇(蒙古襲来)の際の「八幡の神風」伝説で知られ、東区筥崎に鎮座します。

  • 太宰府天満宮

    919年(延喜19年)創建 · 国指定重要文化財(本殿)

    菅原道真公を祀る天満宮の総本宮。太宰府市にあり、学問の神として全国から参詣を集めます。

  • 福岡市博物館

    1990年(平成2年)開館 · 福岡市立博物館

    大濠公園北側に位置し、金印「漢委奴国王」をはじめとする福岡・博多の歴史を展示。福岡平野の形成史を学べます。

出典:福岡市「福岡市のあゆみ(年表)」福岡県「福岡県のあゆみ」全国知事会「歴代公選知事名簿(福岡県)」市町村コード・履歴(福岡県)

展開都市(市区町村)

市区町村一覧

  • 福岡市 — 展開中
  • 北九州市 — 準備中
  • 久留米市 — 準備中
  • 大牟田市 — 準備中
  • 飯塚市 — 準備中
  • 田川市 — 準備中

店舗・料金